外壁クラックによる雨漏り修繕工事

BEFORE
AFTER
この工事のポイント

川越市のO様邸にて、「雨の日に窓枠付近から雨漏りがする」というご相談をいただきました。調査の結果、原因は窓サッシ周辺の外壁に生じた微細なひび割れ(ヘアークラック)。表面をなぞるだけの補修では再発するため、クラックを適切に拡幅してから高耐久シーリング材を充填し、周囲の塗装まで含めて1日で完了しました。

施工概要

施工エリア埼玉県川越市 O様邸
建物構造木造
施工内容外壁クラック(ひび割れ)補修、防水シーリング充填、部分塗装
症状雨天時、室内の窓枠付近からの雨漏り
工期1日

状況・課題

O様からいただいたご相談は、「雨の日に室内の窓枠付近から雨漏りがする」というものでした。

さっそく現地で調査を実施したところ、窓枠サッシの周辺に、経年劣化によるヘアークラック(微細なひび割れ)を確認しました。この隙間から雨水が侵入し、内部の壁にシミをつくっている状態です。

幅としてはごく細いもので、注意して見なければ気づかない程度でした。しかし、雨水が入り込むのに、大きな穴は必要ありません。髪の毛ほどの隙間でも、風をともなう雨であれば十分に浸入経路になります。

なぜ「窓まわり」に発生しやすいのか

今回のクラックが窓サッシの周辺に出ていたのは、偶然ではありません。開口部のまわりは、外壁のなかでも負担が集中しやすい場所です。

  • 異なる素材が接する/サッシ(金属)と外壁材では、熱による伸び縮みの度合いが違います
  • 開口部の四隅に力が集まる/窓の角から斜めに走るひび割れは、よく見られるパターンです
  • 浸入すると室内に届きやすい/窓は壁を貫通している部分のため、入った水が室内側に出やすい構造です

施工内容

今回は、以下の3工程で施工しました。

  1. クラックの調査・拡幅処理

    表面的な補修では、再発の可能性があります。細いひび割れの上から材料を塗っても、内部の隙間までは充填されず、時間が経てば同じ場所からまた水が入ります。

    そこで今回は、クラック箇所を適切に拡幅し、補修材が内部までしっかり入る状態に下地を整えました。あえて溝を広げるのは、遠回りに見えて確実な方法です。

  2. 高耐久シーリング材の充填

    伸縮性に優れた防水シーリング材を充填し、水の浸入経路を塞ぎました。

    ここで「伸縮性」が重要になる理由があります。建物は気温の変化や振動でわずかに動き続けています。硬いだけの材料では、その動きについていけずに再び切れてしまいます。動きに追従できる材料であることが、補修を長持ちさせる条件です。

  3. 仕上げ塗装

    補修箇所が目立たないよう、既存の外壁色に合わせた塗料で周囲を丁寧に塗装しました。

    塗装は見た目のためだけではありません。シーリング材を紫外線から保護する役割もあり、補修部分の寿命に関わる工程です。

ご自宅の外壁、こんなサインはありませんか

今回のような症状は、決して珍しいものではありません。以下に心当たりがあれば、点検をご検討ください。

  • 窓の角から斜めにひびが入っている
  • 室内の窓枠付近にシミがある
  • 雨の日だけ、壁紙が湿った感じがする
  • 外壁を触ると白い粉がつく
  • サッシまわりのコーキングが切れている
  • 以前補修した箇所から、また漏れてきた

最後の項目は特に注意が必要です。補修したはずの場所から再発している場合、下地処理が不十分だった可能性があります。今回のような拡幅処理を行っていない、表面だけの補修だったケースです。

経年劣化によるクラックは、火災保険の対象外です

今回のような経年劣化が原因のひび割れは、火災保険の補償対象にはなりません。火災保険が対象とするのは、台風・強風・ひょうなどの自然災害による損害です。

「クラックも保険で無料になる」と説明する業者にはご注意ください。飛来物が当たって割れたなど、災害が原因の破損であれば対象になる可能性があります。詳しくは火災保険リフォームのページをご覧ください。

よくあるご質問

小さなひび割れでも、修理したほうがいいですか?
幅や深さによって判断が変わります。ごく浅い表面的なものであれば、次回の塗り替えまで様子を見る選択もあります。一方、今回のようにすでに雨漏りが発生している場合は、幅の大小にかかわらず対処が必要です。現地で状態を確認したうえでご説明いたします。
本当に1日で終わるのですか?
今回は補修範囲が限定的だったため、1日で完了しました。クラックの本数や範囲が広い場合、また足場が必要な高所の場合は、日数が変わります。お見積り時に工期の目安をお伝えします。
ひび割れを自分で埋めてもいいですか?
市販の補修材もありますが、おすすめはしません。表面だけを塞ぐと、内部に入った水の逃げ場がなくなり、かえって被害が広がることがあります。また、原因が別の場所にある場合、症状だけが隠れて発見が遅れます。
外壁塗装と一緒にやったほうが安くなりますか?
足場を共用できるぶん、まとめたほうが効率的なのは確かです。ただし、すでに雨漏りしている場合は、塗り替えの時期まで待つべきではありません。浸入した水が下地の木部を傷めると、補修範囲が大きくなります。まず雨漏りを止めることを優先し、塗り替えは別途ご検討いただくのが基本です。
雨漏りの原因が外壁とは限らないと聞きましたが?
そのとおりです。窓まわりの雨漏りでも、原因が屋根や屋上、上階のベランダにあることがあります。水は入った場所から離れたところに出てくるため、原因の特定が最も重要な工程です。DEEDでは、外壁・屋根・雨樋を横断して確認します。

担当者からのコメント

小さなひび割れでも、放置すると構造内部への浸水リスクが高まります。木造住宅の場合、入り込んだ水が柱や土台といった木部を濡らし続ければ、腐食やシロアリの原因になります。外壁の補修で済んだはずのものが、下地の補修まで必要になると、費用も工期も大きく変わります。

今回のO様は、室内にシミが出た段階でご相談くださいました。結果として1日の工事で収まっています。「まだ大丈夫」と思わずに、お早めにご相談ください。

DEEDでは原因を特定したうえで、ご予算に合わせた最適な修繕プランをご提案いたします。点検の結果、今すぐの工事が不要であればその旨をお伝えします。

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