この記事の結論

台風被害で相談が多いのは「屋根」と「雨樋」です。どちらも普段は目に入らない場所ですが、すでに不具合があると、台風時に被害が一気に拡大します。台風が来る前の点検が、被害そのものを小さくする——その理由と、地上から確認できる3つのチェックポイントを解説します。

台風被害の相談が多いのは「屋根」と「雨樋」

今年も台風シーズンが近づいてきました。強風やゲリラ豪雨のニュースを耳にするたび、「我が家は大丈夫だろうか」と気になる方も多いのではないでしょうか。

そんななかで意外と盲点になりがちなのが、普段あまり目にすることのない「屋根」と「雨樋(あまどい)」です。実は、台風被害で最も多いご相談のひとつが、この2カ所なのです。

理由はシンプルで、どちらも風と雨をまともに受ける場所でありながら、日常生活のなかで状態を確認する機会がほとんどないからです。玄関ドアや窓なら毎日見ますが、屋根の上や雨樋の内部を見る機会は、まずありません。

なぜ、台風の「前」に点検が必要なのか

台風の強風には、屋根の一部を吹き飛ばしたり、雨樋を歪ませたりするだけの威力があります。

ここで重要なのは、すでに屋根材のズレや雨樋の詰まりがある状態で台風を迎えると、被害が一気に拡大するという点です。健全な状態で耐えられたはずの風雨でも、弱点があればそこから崩れていきます。

雨樋が詰まっていると

雨樋の役割は、屋根に降った雨を集めて地面まで安全に流すことです。ここが枯れ葉や土砂で詰まっていると、行き場を失った雨水が溢れ出します。

溢れた水は外壁を伝って流れ落ち、外壁の劣化を早めるだけでなく、壁の内部にまで浸水することがあります。湿った木部は、シロアリやカビにとって好条件です。

しかも台風時の雨量は、通常の雨とは比べものになりません。普段はなんとか流せている程度の詰まりでも、台風の雨量では一瞬で溢れます。

屋根に緩みがあると

屋根材の固定が緩んでいたり、棟板金が浮いていたりすると、強風でそこから風が入り込み、屋根材が飛散するおそれがあります。

このとき問題になるのは、ご自宅の修繕費だけではありません。飛んだ屋根材がご近所のお住まいや車を傷つけたり、通行中の方に当たったりする二次災害のリスクがあります。

屋根の点検は、ご自宅を守るためであると同時に、周囲への備えでもあります。

「まだ大丈夫だろう」という油断が、後々の大きな修繕費につながってしまう。これが、台風が来る前の点検をおすすめしている理由です。

今すぐチェック|地上から確認できる3つのサイン

屋根に上がる必要はありません。庭やお家の周囲から、まずはこの3点を確認してみてください。

  1. 雨樋の中に、ゴミや枯れ葉が溜まっていないか
    雨樋から草が生えている場合は、土が溜まっているサインです。雨のときに雨樋の途中から水が垂れていないかも、あわせて確認してください。
  2. 雨樋の金具が曲がったり、外れて垂れ下がっていないか
    雨樋のラインを横から見て、波打っていたり傾いていたりしないか。前回の台風や積雪の影響が残っていることもあります。
  3. 屋根材(瓦やスレート)がズレたり、割れたりしていないか
    地上から見て、棟のラインが直線かどうか。敷地内に瓦の欠片や白い塊(漆喰)が落ちていないかも手がかりになります。

屋根や高所には、絶対に上がらないでください

ご自身での確認は、必ず地上からにとどめてください。屋根は想像以上に滑りやすく、転落事故が毎年発生しています。脚立での雨樋の掃除も、同様に危険です。

また、瓦は人が乗る前提の強度ではないため、踏み割ってしまい、確認のつもりが新たな雨漏りの原因をつくるケースもあります。高い場所の確認は、専門業者にお任せください。

点検はDEEDにお任せください

屋根の上や高い場所の雨樋は、ご自身で確認するには危険が伴います。無理をせず、プロにお任せください。

DEEDでは、無理な押し売りは一切いたしません。「今の状態はどうなっているのか」「どこまで補修が必要なのか」を明確にお伝えし、お客様が納得できる最適なご提案を心がけています。

点検結果は写真でお見せしながらご説明します。お客様ご自身では見られない場所だからこそ、どこがどうなっているのかを目で見て納得いただくことを大切にしています。その結果、「今すぐの工事は不要です」というご説明になることもあります。それも点検の正しい結果のひとつです。

火災保険が使えるケースもあります

台風による突発的な破損や被害については、加入されている火災保険が適用されるケースがあります。

ポイントは、「自然災害による損害」か「経年劣化」かという区別です。台風や強風で破損した場合は対象となる可能性がありますが、年月の経過による自然な劣化は対象外となります。

DEEDでは、どのような損害が保険の対象になるのか、申請の手順はどう進めるのかについてもご説明し、被害状況の診断と見積書の作成でサポートいたします。詳しくは火災保険リフォームのページをご覧ください。

DEEDは「保険申請代行業者」ではありません

当社は修理業者の立場で、被害状況の診断・見積書の作成・修理の施工を行います。保険金の請求・受領はお客様ご自身が保険会社との間で行うものであり、当社が保険金の受領を保証するものではありません。

近年、「保険金で必ず無料になる」といった説明で契約を迫る事業者のトラブルが報告されています。断定的な説明をする業者には、ご注意ください。

よくあるご質問

点検のタイミングは、いつがいいですか?
台風シーズンに入る前がおすすめです。被害が出てからでは、同じように困っているお宅が集中し、応急処置までお待たせしてしまうことがあります。また、前回の台風や積雪の影響が残っていないかを確認する意味でも、シーズン前の点検には価値があります。
雨樋の掃除だけをお願いすることはできますか?
ご相談ください。詰まりの状況によっては清掃で解消するケースもありますが、金具の破損や勾配のズレが原因の場合は、清掃だけでは再発します。まず状態を確認したうえで、必要な対処をご説明いたします。
台風の被害が出てしまいました。すぐ来てもらえますか?
状況を伺い、緊急性の高いものから対応しております。まずはお電話またはLINEでご連絡ください。LINEで被害箇所の写真を送っていただければ、事前に状況を把握したうえで伺えます。なお、被害状況の写真は保険申請の際にも必要になりますので、安全な場所から撮影して残しておいてください。
ブルーシートを自分でかけたほうがいいですか?
ご自身で屋根に上がっての作業は絶対に避けてください。雨風のなかでの高所作業は、極めて危険です。応急処置が必要な場合は、ご連絡いただければ対応いたします。

まとめ

  • 台風被害の相談が多いのは屋根と雨樋/普段見えないぶん、状態が把握されていません
  • 既存の不具合が被害を拡大させる/詰まりや緩みが、被害の起点になります
  • 雨樋の詰まりは外壁内部への浸水につながる/シロアリ・カビの原因にもなります
  • 屋根材の飛散は二次災害のリスク/ご近所や通行人への被害も考えられます
  • 確認は必ず地上から/高所作業はプロにお任せください

「これくらい大丈夫かな?」と思うことでも、まずは一度ご相談ください。台風が本格化する前に、一緒に備えを整えましょう。

DEEDからのコメント

台風が過ぎた後は、被害のご相談が一気に増えます。そのなかには、事前に点検していれば防げた、あるいは被害を小さく抑えられたケースが少なくありません。

DEEDは代表が自ら現場を確認し、写真でご説明します。点検の結果、工事が不要であればその旨をお伝えします。台風前のこの時期に、ぜひ一度ご相談ください。

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